皆様こんにちは 対話の窓口の中里です。
Teal組織(ティール組織)が世の中に紹介され日本でも導入されている組織を見る様になりました。ピラミッド状のヒエラルキー組織からのパラダイムシフトが起こっています。
しかし、このフラット型のTeal組織というものを本当に皆様は理解してされているのでしょうか。少し勘違いをされている方も多いのではないかと思うことがありましたので、少し書いてみたくなりました。Teal組織のフラット組織には、ピラミッド状のヒエラルキー型の組織とは違い、ヒエラルキー型のリーダーはいないとされています。しかし、そのタイプのリーダーがいない代わりに、メンバー一人ひとりがリーダーとなり、メンバーのリーダーとしての責任がとても多いのが特徴なのです。それぞれのメンバーがしっかり責任をもって役割を分担し実行することで、このフラットな組織は機能します。ヒエラルキー型の組織が嫌だという理由で、Teal組織の様なフラット型に憧れて組織の形を変容しても、メンバー一人ひとりのリーダーとしての責任が、従来の組織のままにシフトしてもこのタイプの組織は全く機能しません。それどころか、誰も責任をとることもなく、いつまで経ってもメンバーの気分のままだとするとどうなるでしょうか。結果は予想がつくと思います。
一人のリーダーが組織を牽引していく時代は既に終わったと言える時代に突入しています。そういうタイプの組織は恐らくもう長続きはしないでしょう。これからの時代は、メンバーの一人ひとりが、組織のために何ができるかを考え、どんなリーダーシップを発揮し合い、お互いに影響を与え合い、組織としての目標を達成していく時代です。それが例え新入社員であっても・・・。
そんな組織づくりを、対話の窓口は応援します。